top of page
TIME CAPSULE + STONE STAGE
施設中央の祝祭広場に、巨大な菰野石を自然のままの形で組み合わせた石舞台と石庭が構成された。
巨石に置かれた鏡面の球は、現在の風景を映し、楕円の三つの窓から未来を覗く。
そして内部に過去を封じ込めるタイムカプセルを表している。
TIME CAPSULE + STONE STAGE 1994
1.3M⌀、8.5MH×8.5MW×3.8MD Stainless , Komono Stone MIE CENTER OF ARTS
巨大な建築空間と対比するため時間をテーマとし、自然石による景観構成と時間を表す作品による空間を創出するため、鈴鹿山麓で採石される野趣のある石垣や、庭石として知られる御影の玉石で、石舞台を主とする石景をデザインした。最大の要石が30トン、総重量150トンの自然石を集めることから始まった。幸い菰野町と地元の森林組合の協力を得て、山中の谷間や崖地から採石し、イメージに近い石や足りない分はストックしている業者から購入して必要 な個数を得ることが出来た。
時間が彫刻した自然石のポリシーにより、石は厚みを揃えるために水平に割るだけでその他の加工を一切せず、要石を置いてロープで石舞台の輪郭を設計した。パズルのように個々の石を組み合わせながら舞台の形に仮設置して記録した。トレーラーで現地へ運び再現した。隙間は砂利で埋め、菰野石による透水性タイルで仕上げた。車椅子で上がれるようスロープもある。
bottom of page