1980～1981年日本国政府文化庁在外研修芸術家として派遣され、ハーバード大学視覚芸術センターへ客員芸術家として約1年間滞在した折制作し、個展で発表した作品。この施設は20世紀世界に最も影響を与えた建築家ル・コルビジェの米国における唯一の設計作品である。この建築の柱にインスピレーションを得て発想した環境彫刻作品で、同大学のコレクションとなった。1階ホールのコンクリート空間に対比して並ぶ白木の楕円柱が床に刻まれた模数とシンクロして形状変化している作品。